
長浜孝広展『レンマの谷』
2025年10月29日(水)〜11月16日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
※祝日の月曜日も休廊します。
「レンマ」とは“間”を意味する哲学用語。「誰のものか」「どちらのものか」などと世界や人生は割り切れず、幾重にも絡まり合い、それでもって素晴らしいのだと長浜孝広は考える。彼が育った能登の“滝谷”は、海と山が交わり、自然と人が交差する“間”の地だ。道や畑に木々や草がはみ出し、熊や猪などの生きものが人と共存する。そこは“いつも人生を突きつけて、良質な葛藤をくれる、めんどくさい故郷”として作家の心に宿る。本展では、「レンマの谷」をテーマに万年筆のインクで描いた線画をはじめ、多彩な画材で日々描き留めた日記のような作品も発表する。本展のために誕生した「レンマくん」も登場し、観る者の心の内にある“レンマ”をそっと呼び起こす。
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