「home,colours」


藤川孝之展『home,colours』
2025年4月23日(水)〜5月11日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
月曜休 ※祝日の月曜日も休廊します。

家があり、人や動物がいて植物がある風景。リズミカルにつながる描線と色彩が作り出す イメージ。本展では、顔料を用いて描いた絵画をはじめ、様々な形に切り抜いた紙に両面 彩色した作品や、天井から吊るすモビールのような作品も発表する。藤川孝之が描く色彩 のなかに身を置けば、風薫る街を漂うような心地よさを味わえるだろう。

▶︎作家プロフィール

【作家在廊予定】
※作家在廊時にはギャラリーにて在廊制作を行います。
※在廊日時は都合により変更が生じる場合がございます。

・4月29日(火祝) 12:00-18:00
・4月30日(水) 12:00-18:00
・5月 2日(金) 12:00-18:00
・5月 3日(土祝) 14:00-18:00
・5月 4日(日祝) 14:00-18:00

・5月 6日(火祝) 12:00-18:00
・5月 7日(水) 12:00-18:00
・5月 8日(木) 12:00-18:00
・5月 9日(金) 12:00-18:00
・5月10日(土) 12:00-18:00
・5月11日(日) 12:00-19:30

投稿日:

「ー光の庭ー」

【現在展示中】
ヨロコビtoレンタルカフェ
飯塚瑛理展『ー光の庭ー』
 
2025年4月15日(火)〜4月27日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
※4/21(月)・22(火)は店舗休業日

高校生の頃に日本画と出会い、制作を続けています。今回は、花や身近な風景など、春の幸せを感じる題材をメインに展示いたします。是非お越し下さい。(飯塚瑛理)

【作家在廊予定】
4月19日(土)14:00-17:00
4月20日(日)14:00-17:00
4月26日(土)14:00-17:00
投稿日:

「ときめき」


北岸由美展『ときめき』
2025年4月2日(水)〜4月20日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
月曜休

【作家在廊予定】
※都合により在廊日時は変更になる場合がございます。
・4月 2日(水) 11:30-19:00
・4月 5日(土) 12:00-15:00
・4月 6日(日) 13:00-17:00
・4月12日(土) 13:00-17:00
・4月13日(日) 13:00-17:00
・4月20日(日) 13:00-18:00

「“絵を見るたびにいつもときめいています”。 いただいた手紙に書かれていたこの一言がとてもうれしくて今回展示のテーマに選びました。」大切な手紙、机の上に並べた小さな宝物たち、ジャムのクッキー、水玉模様の花束、白黒模様のねこ…。本展では「わたしに“ときめき”をくれるもの」をテーマに北岸由美が描き下ろした原画作品や新作雑貨を発表する。お気に入りをひとつずつ愛でるように描き出されたとびきり可愛くユーモラスなモチーフ達が展示空間を賑やかにうめつくす。

作家プロフィール

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「green lung」


古田和子展『green lung』
2025年3月12日(水)〜3月30日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
月曜休

【作家在廊予定】
※都合により在廊日時は変更になる場合がございます。
・3月12日(水) 14:00-18:00
・3月29日(土) 14:00-18:00
・3月30日(日) 14:00-19:00

私たちは庭の自然に季節の移ろいを感じ、時にその景色はいつかの感情を呼び起こす引き金となる。古田和子は庭に咲く満開の金木犀を見て優しい香を感じるたび、昨年の秋に空に旅立った人の笑顔を思い出すだろうと話す。
“green lung”は、ヴォルフガング・タイヒェルト著「象徴としての庭園」に登場する言葉だ。文中の意とは異なるが“緑の肺”こそ自身にとっての「庭」であると古田は感じた。緑を眺め感じることで体内に新鮮な空気が入るように心も深呼吸することができるのだという。本展では庭をテーマに古田が出会った物語を描いた作品を展示する。鑑賞者がそれぞれの庭や思い出を呼び起こし、そして心の空気が入れ替わるような気分になってもらえたら、と古田は願う。

作家プロフィール

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「記憶のかけら」


ダイモンナオ展『記憶のかけら』
2025年2月19日(水)〜3月9日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
月曜休
※祝日の月曜日も休廊します。

【作家在廊予定】
※都合により在廊日時は変更になる場合がございます。
※在廊時間は決まり次第追ってお知らせいたします。
・2月28日(金) 13:00-18:00
・3月 1日(土) 13:00-18:00
・3月 2日(日) 13:00-18:00

「ダイモンナオは自身が運営する京都の町屋空間「草と本」にて「お絵描き会」を主宰している。参加者には物をよく見て上手く描くのではなく頭の中に浮かんできた色をそのまま紙にのせ想定外の作品が仕上がる面白さを味わってもらうという。そのなかで、作家も自分の内に生まれてくるイメージを自然に任せて描くようになった。形の連なりや色彩の響きを思いつくまま紙にのせ、遊ぶように自由にのびやかに描く。ダイモンナオの「記憶のかけら」は純度を保ちながら紙の上で心地よく繋がっていく。

作家プロフィール

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「Buki Kawa」そこにある、ひと、もの、どうぶつたち

【現在展示中】

ヨロコビtoレンタルカフェ
石井アキエ イラスト展『Buki Kawa』 
そこにある、ひと、もの、どうぶつたち
2025年2月11日(火祝)〜2月23日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
※2/17(月)・18(火)は店舗休業日

学生時代、祈ることや捧げものに見るような独自の世界観を持つマヤ文明や、ユーモラスなマヤ文字および装飾品に魅かれていたわたし。その後、広告の仕事でイラストを制作したり、母となり、地域の暮らしにちなんだ絵を描いたりしていました。年を重ねて何を描きたいのか向き合ってみると、どこか不思議さが漂うマヤの風情が潜んだ絵となっていることに気づきます。(石井アキエ)

【作家在廊予定】 ※都合により在廊日時は変更になる場合がございます。
・2/11(火祝) 13:00-15:00
・2/14(金) 13:00-15:00
・2/15(土) 13:00-15:00
・2/16(日) 13:00-15:00
・2/21(金) 17:00-19:00
・2/22(土) 13:00-15:00

▶︎Instagram @ishiiakie10
※最新の在廊予定日は、Instagramにてご確認ください。

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「光は自由に行き来し、血管は私をめぐる」


井澤由花子展『光は自由に行き来し、血管は私をめぐる』
2025年1月29日(火)〜2月16日(日)
平日11:30〜19:30 土日祝日11:00〜19:30
月曜休

2月9日(日)「ティータイムのトーク型鑑賞会」開催のお知らせ・参加ご希望の方はこちら ※終了しました

【作家在廊予定】
※都合により在廊日時は変更になる場合がございます。
※作家在廊日時が追加になる場合は追ってお知らせいたします。
・1月29日(水) 13:00-18:00
・2月 1日(土) 13:00-18:00
・2月 8日(土) 13:00-18:00
・2月 9日(日) 13:00-18:00
・2月15日(土) 13:00-18:00
・2月16日(日) 13:00-18:00

「その森を抜けていくと小さな泉があった そこにいたのは私の子供たちのはずだった 葉のささやきと水の色 細胞に境界はない 光は自由に行き来し、血管は私をめぐる」 井澤由花子は子を宿した時、自身の内側にある世界に人が住んでいると強く意識した。本展では、子が胎内で見る世界を描いた作品群と、子供たちの成長や日々の営みを抽象的に表現したドローイング作品を出品する。行き交う色彩の森は僅かな熱と湿度を帯び、どこまでも深く鑑賞者を包む。

協力: パトロンプロジェクト

作家プロフィール

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年末年始休業のお知らせ

いつもご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
年末年始の休業および商品発送につきまして、ご案内させていただきます。

誠に勝手ながら、下記の期間をギャラリー・カフェ共に年末年始休業期間とさせていただきます。

期間:2024年12月26日~2025年1月6日
休業期間中にいただきましたお問い合わせ等に関しましては、
2025年1月7日以降より順次対応させていただきます。

■オンラインショップ 年末年始の商品発送について
年内最終発送の受付は2024年12月25日までとさせていただきます。
12月26日以降のご注文につきましては、2025年1月7日より順次発送させていただきます。

お客様にはご不便をおかけ致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

ヨロコビto

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ヨロコビtoギャラリー × ホルトノキ@沖縄「アーティストインレジデンス」2024年度レポートVol.3


沖縄のホテル「ホルトノキ ホテル&トロピカルガーデン」様とヨロコビtoギャラリーがコラボし実現した「アーティストインレジデンス」も今回で3回目になりました。1⽉から3⽉までの間で約2ヶ⽉間、1名の作家にホテルで滞在制作いただき、その後1年間ホテルのレストランにて作品を展⽰いただく企画です。
前回に続き、今回は作家を受け⼊れてくださったホテル「ホルトノキ」オーナーの滝本孝⼀様のインタビューを紹介します。




-アーティストインレジデンスの企画が実現した経緯を教えてください。

ホルトノキは、私と妻が東京の仕事を退職し、第⼆の⼈生を過ごすためにつくったホテル、レストラン、ガーデン、農園による多目的施設です。私が勤務していた外資系ブランドコンサルティング会社は、早くからアーティストの支援活動に熱心で、私自身も障害者支援組織や学術研究組織へのプロボノ活動の企画や実施に関わってきました。このプログラムの背景にはその経験がありました。
もう一つのきっかけは、若い頃に大乗寺(兵庫県香美町)で見た円山応挙の荘重な襖絵の記憶です。京都から遠く離れた山陰のひなびた寺に 「なぜあの応挙の絵が。」 と驚くとともに、江戸時代から日本の作家が志のあるパトロンに支援されていたことに感銘を受けました。沖縄での事業を始めた今、若手作家をホルトノキに招き、南国沖縄の風土に触れてもらう機会をつくることは創作へのよい刺激となるかもしれないと考えました。

この企画を実現するにあたり、前職で一緒に仕事をしたことのあるヨロコビtoギャラリーの柏本さんが思い浮かびました。西荻窪でギャラリーを運営している彼が適任だと思い、協力を依頼したところ共感いただき、実現にこぎ着けました。今では新年が明けると、「今回の作家さんはどんな方だろう。」と楽しみな年中行事を待つような気分です。



-植田さんの印象と滞在中の様子をお聞かせください。

第1回は岐阜在住の女性作家、第2回は東京在住の男性作家、そして今回は奈良在住の女性作家を受け入れました。植田さんは活動的な方で、軽自動車を借りて沖縄本島を巡られていました。ホルトノキの宿泊客の皆さまとも積極的に交流され、一緒にお酒を飲んだりお話しされたりする機会もありました。看板犬ジュネの散歩を手伝っていただくことで、近隣の方とも自然に仲良くなられていたようです。沖縄で暮らすという体験を通じて、この地の風土が作家の作品にどう表現されるかを期待していますが、制作についてはそっと見守るだけで一切口出しはしていません。



-植田さんの作品をご覧いただいた感想は?

特に伊江島の作品が素晴らしいと思いました。ヒカゲヘゴやガジュマルなど、沖縄ならではの植物や風景が作品に取り入れられている点が印象的です。アーティストインレジデンスの醍醐味は、普段見られないものを見て、それを表現することにあると思います。私も沖縄に移住した身なので、モチーフに共感する部分が多いです。インターネットによって世界中の情報に簡単にアクセスできる時代になりましたが、五感を刺激する現地での身体的な経験は若い作家さんにとってかけがいのない記憶になると信じています。


-アーティストインレジデンスを経て植田さんに期待することは?

植田さんは才能のある方なので、今後の活躍が楽しみです。人生と同様に作風も変わっていくものとすると、今回の沖縄での経験が植田さんの作風にどのように影響するのか興味深いです。良い変化があることを期待しています。



-ヨロコビtoは人々の日常にとってアートがもっと身近な存在になれば、という思いで活動しています。⽇本で作家が活躍していくことについて、何か思うことはありますか?

生きるため、作家を続けるためにはどうしてもお金が必要です。まずはアートを手にする機会が増えることが大切ですが、アートが高額で手に入りにくい現状もあります。少し無理をすれば買える価格帯で多くの人がアートを購入する風土ができると良いと思いますし、徐々にそうなっていけばいいと思います。



ホルトノキ ホテル&トロピカルガーデン
〒905-0209 沖縄県本部町字北⾥501-2
HP: https://www.hortonoki.com>

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ヨロコビtoギャラリー × ホルトノキ@沖縄「アーティストインレジデンス」2024年度レポートVol.2


沖縄のホテル「ホルトノキ ホテル&トロピカルガーデン」様とヨロコビtoギャラリーがコラボし実現した「アーティストインレジデンス」も3回⽬になりました。1⽉から3⽉までの間で約2ヶ⽉間、1名の作家にホテルで滞在制作いただき、その後1年間ホテルのレストランにて作品を展⽰いただく企画です。滞在制作いただいた作家の植⽥陽貴さんと、作家を受け⼊れてくださったホテル「ホルトノキ」オーナーの滝本孝⼀さんにお話を伺いました。 前回に続き、今回は植⽥さんに滞在中の作品についてお聞きした内容をご紹介いたします。



―滞在中に制作された作品について教えてください。

これは伊江島という美ら海側から⾒える島を描いたドローイングです。(画像❶)。 初めて見た時からすごい形の島だな、とずっと気になっていて、しつこく描きました。実際に伊江島の内部にも⾏きました。⾃転⾞を借りて島を回り、⾒えている三⾓の⼭のてっぺんにも登りました。引きで⾒ると三⾓の輪郭でしかないけど、実際に⾏ったら意外と広いし⼈も住んでいる。⼭が思ったより緑で、⽯の⼭だけど草もいっぱい⽣えている。実際に⾏ってみて引きで⾒た時の印象も変わりました。


▲(画像❶)伊江島を描いたドローイング

帰り際にフェリー乗り場の側の博物館に⼊って、そこで知った戦時中の歴史も印象的でした。この場所がそこまで占領されていたところなんだというので衝撃を受けました。普段も取材をしながら描いていますが、「知らないものは私は描けない」という思いです。知らないんだったら知らないものとして描きたいと思っています。
沖縄の海は遠浅で、途端に深くなる。それで⼿前と奥で2⾊に別れているんですよね。それを初めに聞いた時から印象的で、描きたいな、と思っていました。境⽬があるのが⾯⽩いな、と。

▲伊江島を描いたペインティング

(画像❷)この作品はヒカゲヘゴを描いた作品です。 ⾊やフォルムをいまいち⾃分の絵に引っ張ってこられなくて何枚もドローイングを描きました。てっぺんにめっちゃ枝が出るんですが、その形を追おうとすると絵としてくどくなる。⾃分の絵にどう落とし込むか悩みました。沖縄の草は⻩⾊いので、⾃分の中で嘘がないように描くとなるとやっぱり⻩⾊くする⽅が嘘がないけど、絵にならない…。普段は寒⾊系の⾊を使うことが多いので。

▲(画像❷)ヒカゲヘゴを描いたペインティング

▲ヒカゲヘゴを描いたドローイング


⼀回本物を知っているかどうかは⼤きいと思うので、葉っぱがどうなっているかをドリームセンターという熱帯植物園でちゃんと⾒てきて、現場でスケッチもしてきました(画像❸)。沖縄は冬でも眩しくて、でも⻘空というよりは⽩く眩しい感じがあるので、そういう光も表現しようとしています。



(画像❹)これはカヤックを描いた作品です。
カヤックに乗っている時点で「これを描こう」と決めていました。カヤックは元々好きなんです。⽔辺は「境界線」だと思っていて、沈んだら死んじゃう。そこに⼀⼈浮きながら境界にアクセスすることができる⼿段なので、船って存在として好きだな、と。カヤックのシリーズは「あわいに船」というタイトルをつけていて、「あわい」は「間(あいだ)」という意味です。普段から境界の「こっち側」と「あっち側」を意識して描いていて、その間を⾏き来できるものとして船のモチーフを使っていますね。沖縄ではマングローブの川で乗ったんですが、乗っている間に⼲潮になっていって、それだけ⽔位が変わるのが初めてでした。終わりには地⾯が⾒えるんじゃないかくらいの浅さで。それも⾯⽩かったです。画⾯に斜めのストロークを⼊れることで⽔が浅い感じと、川の流れを表現しました。

▲(画像❹)カヤックを描いた作品



―作品の中に登場する⼈物について教えてください。

作中に人物を描く意図としては、技術的な⾯では⼈物がいるとそこが視点となり鑑賞者が画⾯に⼊りやすいように、というのはあります。それ以外だと⼈は「⼈の形の何か」だと思って描いていて。気配を感じさせるための装置というか。⾃分が取材に⾏けるところは⼈間がいけるところでしかなくて、そこに住んでいる⼈や亡くなった⼈がいて歴史がある場所だと思うんですよ。だから画⾯にも何かしらの気配が出てきた⽅が良いかなと思うんです。描いているのは「誰」というよりは「誰か」。もしくは⼈間かどうかわからない霊的なもの、⾃分側ではないもの、他者、⽣きていない⼈、というイメージです。⼈物の⽬は最後に描くかどうかを決めているんですけど、⽬があった⽅が怖い絵ってあるじゃないですか。あまり明確に描き分けている訳じゃないですけど、不気味な絵ほど⽬があります。こっちを見ている⼈の⽅が話が通じない感じがしませんか?



―技法や画材について教えてください。

画材は油絵の具を使っていて、キャンバスサイズの作品になると筆として使っているのは刷⽑がほとんどです。ドローイングもストロークを出すところは刷⽑を使っています。刷⽑で描いてから抜いている部分もあります。この辺(画像❺)の光の表現も先に緑で潰してから絵の具とテレピン(無⾊透明で揮発性の溶き油)をタプタプにした筆で抜きながら描いています。絵の具を重ねずに描いている理由は「飽きるから」が⼀番⼤きくて。(笑) 油絵の具は薄く伸ばしても顔料が定着するので、それが好きなのもあります。伸びた感じの⾊が好きなんです。インディゴとかは伸ばすと⻘⾊が出てくるのも好き。あと筆致が出ているのも好きです。気持ち良いので。

▲(画像❺)



―ホルトノキでの制作の成果を教えてください。今後の制作へ影響はありますか?

これまでも⾊々なところで滞在制作をしましたが、沖縄は修学旅⾏以来です。沖縄の⾊は描くのが難しかったですね。でも苦労するのは楽しいんです。⼿グセじゃなくなると⾔うか。「こうやったら絵になる」と決めつけてしまいそうなところを毎回疑う。描けないものを描こうとするのはしんどいけど⾯⽩いです。ホルトノキでの経験が今すぐ作品に大きく影響するかはわからないですが、今後の制作活動の出汁にはなってくると思います。⼀回⾏った場所ってまた⾏けるような気がするんですよ。縁ができる。今回は滞在期間が⻑かったので特にその縁が強い気がして。「また来る気がするなぁ」と思っています。「親しい場所」が増えていくのは嬉しいです。




次回は、ホテル「ホルトノキ」オーナーの滝本孝一さんのインタビューをご紹介します。Vol.3もお楽しみに!



植田陽貴 Haruki Ueda

画家。
1987年生まれ。奈良県出身在住。
女子美術大学短期大学部専攻科修了。
「”境界”とそれを越えようとすること」を主題に絵画制作を続けている。
近年は自身がその場所に立った時の、風の強さや光の眩しさといった肌感覚を絵画表現に落とし込むことを試みている。
主な受賞歴にFACE2023 損保ジャパン日本興亜美術賞 優秀賞(2023)、 女子美 制作・研究奨励賞(2023)など。

https://www.yorocobito.com/?mode=grp&gid=2894192

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