夏期休業のお知らせ

いつもご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
夏期休業についてご案内させていただきます。

誠に勝手ながら、下記の期間をギャラリー・カフェ共に休業させていただきます。
期間:2023811日(金祝)~816日(水) 

休業期間中にいただきましたお問い合わせ等に関しましては、
2023年8月17日以降より順次対応させていただきます。

お客様にはご不便をおかけ致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

ヨロコビto

投稿日:

第1回 ヨロコビto公募展
“ライフアートアワード”審査結果


ヨロコビtoギャラリー初の公募展企画である第1回ヨロコビto“ライフアートアワード” において、「現在の日常」そして「これからの日常」と共にあるアートを表現する作家を公募したところ、全国各地より118件のご応募を頂きました。
ご提出いただいたポートフォリオを1点1点拝見し、ギャラリースタッフ全員で選考を行いました結果、大賞者1名、準大賞者2名、入賞者3名を決定いたしましたので発表いたします。

なお、大賞者は2024年7月31日(水)~8月25日(日)、ヨロコビtoギャラリーでの個展開催が決定しております。 熱意あふれる作家様方からの多数のご応募に心よりお礼申し上げます。



大 賞


河嶋菜々

<評価コメント>
植物などのモチーフを優しいフォルムかつ美しい色彩で表現している点や、具象と抽象の間での構成が新鮮で独創的である点、一見日常とは少し離れたところにある「日本画」を作家の感性と技術でやわらかく日常に寄り添うアートに落とし込んでいる点などから、本公募展の大賞にふさわしい魅力的な作家であると判断し、選出に至りました。





準 大 賞

OJIYU
ちなみ



入 賞

秋元はづき
池田はるか
原口祥絵





第1回 ヨロコビto公募展“ライフアートアワード”募集要項

投稿日:

第1回 ヨロコビto公募展
“ライフアートアワード”

ヨロコビtoは「日常にアートを」というコンセプトのもと、作家と人々の暮らしをつなげる活動をしています。第1回 ヨロコビto公募展 ”ライフアートアワード”では、「現在の日常」そして「これからの日常」と共にあるアートを表現する作家を募集します。大賞受賞者には当ギャラリーでの企画個展開催の機会を授与します。制作と真摯に向き合う熱意あるアーティストからの応募をお待ちしています。

応募締め切り

2023年6月30日(金) 募集は締め切りました。
審査結果はこちら

概要

応募資格

・日本在住の満18歳以上。
・プロアマ問わず。国籍不問。
・特定のギャラリーと専属契約していない作家。

募集内容

・「現在の日常」そして「これからの日常」と共にあるアートを表現する作家。
・オリジナル作品のポートフォリオにて審査。
※掲載作品は展示発表済み・売約済みの作品、コンペへの出品・受賞歴がある作品など不問。
※5年以内に制作した作品。掲載点数は10点以上30点以下。
※掲載作品は平面作品のみ(デジタルプリント作品は可)。立体・映像作品など不可。

・大賞1名:ヨロコビtoギャラリーでの個展開催
2024年7月31日(水)〜8月25日(日)
※8月12日(月)〜16日(金)は夏季休廊
※ギャラリー企画のため、ギャラリー使用料金の作家負担はありません。
※展示DMの制作料金の作家負担はありません。

・ヨロコビto応援作家への加入
※作家作品絵葉書5種類の作成とヨロコビtoギャラリー店頭、オンラインショップでの販売。(印刷費等の作家負担はありません。)
▼ヨロコビto絵葉書販売@ヨロコビtoオンラインショップ
https://www.yorocobito.com

・ArTrip(企業への作品レンタル)参加候補者への応募資格の付与。
▼ArTrip企画書、事例
https://yorocobito-g.com/artrip/

・2025年2月頃実施予定、沖縄のホテルとヨロコビtoとの共同企画「アーティストインレジデンス(滞在制作)」参加候補者への応募資格の付与。
(滞在費・渡航費無料、滞在中に制作した作品を1年間沖縄ホテルレストランにて展示)
▼2022年実施の様子
https://yorocobito-g.com/2022/09/06/yorocobito_hortonoki1/

応募規定

申し込み期間

2023年2月2日(木)〜2023年6月30日(金)

大賞受賞者発表

2023年7月末
※受賞者にはヨロコビtoよりメールにてお知らせいたします。
※ヨロコビtoのHPでも受賞者を発表いたします。

参加費

無料

応募方法

・オリジナル作品のポートフォリオデータをPDFにてメール提出。
応募申込書(PDFまたはExcel)に作家プロフィール等の必要事項を入力の上、ポートフォリオデータと共にメールに添付しご送付ください。(送付の際にオンラインストレージの利用可)

応募メールアドレスはこちら:info@yorocobito.co.jp

※ポートフォリオはA4縦形式で1ページにつき1作品掲載とし、作品ごとに「作品タイトル」「画材」「サイズ」「制作年」を必ず記載してください。
※データサイズの上限は10MB。

※ギャラリーへのポートフォリオの直接搬入、郵送搬入も受け付けます。 必要事項を記載した申込書を添え、ヨロコビtoギャラリーの店舗にお持ちください。
その場合、ポートフォリオのご返却は致しかねますがあらかじめご了承ください。
ヨロコビto Gallery Café ArtCard
〒167-0053 東京都杉並区西荻南3-21-7
営業時間内にお持ちください。
(平日11:30-19:30/土日祝11:00-19:30 ※月曜休業・火曜展示入れ替え時休業)

審査

・ギャラリーオーナー、スタッフによる審査。
「現在の日常」そして「これからの日常」と共にあるアートを表現する作家という観点で、 作品ポートフォリオを基に大賞者1名を選出します。

著作権について

・応募ポートフォリオ内の全ての作品について、著作権は作者に帰属。(当コンテストの広報目的に限り、作品使用についての権利は主催者側が保有。)
・応募ポートフォリオ内の作品は全てオリジナルとし、他者の著作権等を侵害する恐れがあるものの使用は不可。


▼申込書書式はこちら

お問い合わせ
ご不明な点やご質問などございましたら、ヨロコビtoギャラリースタッフまでメールにてお尋ねください。
info@yorocobito.co.jp

タグ , , , , , , 投稿日:

MIMARU SUITES 東京日本橋 × ヨロコビto アートプロジェクト

2022年9⽉29日(⽊)に開業した都市型アパートメントホテル「MIMARU」の新店舗「MIMARU SUITES 東京⽇本橋」とヨロコビtoとが、アートを通じてコラボするプロジェクトが実現しました。
「MIMARU SUITES 東京⽇本橋」は、家族や仲間と好きなものや⼼地良いものに囲まれて過ごせる空間づくりを⽬指し、2階のロビーにはゲストが⼿に取り客室でも楽しめる「ライフスタイル雑貨(⾷器・本・アート)」のコーナーが設けられています。
ヨロコビtoは、ライフスタイル雑貨コーナーのうち、300冊以上のアート書籍が並ぶ「アートライブラリー」と、ゲストがお気に入りのアートを選び客室で飾れる「ミニグラフィックアート展⽰」をプロデュースさせていただきました。
今回は、MIMARUを運営する株式会社コスモスホテルマネジメントに所属し、本企画を担当してくださった吉松朋美様のインタビューを紹介します。


-吉松さんのMIMARUのゲストへの思いは?
MIMARU様は、思い出に残るユニークな体験をゲストと⼀緒につくることをコンセプトに掲げていらっしゃいますが、 吉松さんのMIMARUのゲストへの思いをお聞かせください。

掲げている通り、みなさん⼀⼈ひとり旅の仕⽅や滞在している理由は様々なので、それぞれに寄り添ったサービスを提供したいと思っています。 MIMARUはアパートメントホテルなので、外国からいらっしゃったファミリーが⻑期滞在できるようにというのがテーマでもあります。お客様に暮らすように滞在していただけ、⽇本の我が家にいるような気持ちになってもらえたら良いなぁと思っております。



-アートプロジェクトが実現した経緯・アートプロジェクトに期待することは?

まだ企画が⽩紙だった段階で、同じチームの部⻑とこの街を歩いたんです。昔ながらの商店街や⼩料理屋さん、有名な神社もありますが、外国の⽅からするとメインのシティーではないので、⽇本に来たことがある⽅が、よりディープな⽇本を知るためにここを選んでくれたら、と思いました。
MIMARUはあくまで「家」のような存在でありたいので、お客様をホテルに閉じ込めるようなことはしたくないんです。ホテルで100楽しむのではなく、外で80楽しんできたお客様が、ホテルで20楽しめれば、と思っています。疲れて帰ってきたら近所の商店街で卵焼きを買い、ホテルに戻って好きなお皿で⾷べる、というようなことができると良いなと考えました。
外国の⽅は旅先でもお花を買って部屋で飾る習慣があると聞き、それなら本やアートもあったら楽しいんじゃないかと思いました。たった⼀瞬の海外旅⾏でも⽇本を感じられ、⾃分の好きなものに囲まれて過ごせたら「MIAMRUでこういう体験をした」「楽しい旅だった」という思い出をいつまでも⼼に残してもらえると思いました。
お客様が⾃分の好きな絵を⾒つけて好きなものを部屋に飾ってくれ、ここの壁の絵が全部なくなるくらいになってくれたら良いなと思っています。



-アートライブラリーの印象は?
今回300冊以上の多種多様なアートの本を取り揃えさせていただきました。年代問わずワクワクできるような本をセレクトしましたが、吉松さんの印象と、ゲストの⽅からの反応をお聞かせください。

初めてライブラリーを⾒た時に、想像以上だと感じました。アートに詳しい⼈が楽しめる本から、アートに興味がなくても気軽に⼿に取れる本まで、いろんなお客様にフィットするよう幅広くセレクトしていただいたので、そこがすごく嬉しかったです。ここは美術館ではないので「どんな⼈にでも⼿にとってもらえること」を⼤事にしたかったんです。レイアウトもすごく素敵にしてくれたので⼤満⾜です。
ライブラリーには客室で飲めるドリンクを置かせていただいたので、お客様もドリンクを選ぶ際に気になる本があれば⼿にとって⾒てみたり、横にあるベンチに座って読んだりしています。特に⻑期滞在の⽅にとっては、ちょっとした気分転換にもなっています。



-ミニグラフィックアート展⽰の印象は?

まずは、中身は同じサイズのポストカードなのに額装を変えただけで見栄えがすごく良くなり、フロントから全体を見ても見栄えが良いというところで、良い取り組みになったなと思っています。初めての取り組みで不安もあったんですが、今のところ良い感じに借りてくれていて、壁⾯が「⽳抜け」になっています。特に20代、30代の⼥性にウケが良いと感じています。ハマる⼈は1⽇に何回も⾒に来て「さっきこの絵を借りたけどやっぱりこっちも!」と取り替えていたり、数に余裕があれば2枚くらい持っていってもらったり。お客様にとっても客室に持って帰って良いというのが新鮮なようで、「持っていって良いの?」と喜ばれているようです。印象に残る取り組みであると感じています。



-弊社のコンセプト「⽇常にアートを」という⾔葉について思うことは?

初めて「⽇常にアートを」というキャッチコピーを聞いた時、MIMARU SUITES 東京⽇本橋と親和性があると感じました。 アートを取り⼊れることは⽇本ではまだ敷居が⾼く思われていますが、外国の⽅は⽇常の中に取り⼊れています。
外国の⽅が滞在される際に「お家感」を味わえるよう、⾃分の好きな絵を飾り、作られた空間ではなく⾃分で作った空間で滞在しているような気持ちになれると良いな、と思っています。
この企画にあたり、私はもともとアートや⾷器が好きだったので、「アートが好きな⼈の視点」で⾒がちだったんですが、ホテルにくる⼈はそういう⼈だけではないので、興味がない⼈が来たときにどう思うだろうと考えるようにしていました。アートに興味のない⽅たちに⾒てもらうことができたら、それは⽇常にアートを取り⼊れることに成功した瞬間になるな、と思っています。



投稿日:

ヨロコビtoギャラリー × ホルトノキ@沖縄「アーティストインレジデンス」レポートVol.2

沖縄のホテル「ホルトノキ ホテル&トロピカルガーデン」様とヨロコビtoギャラリーがコラボし実現した「アーティストインレジデンス」。2回目になりました。1月から3月までの間で約2ヶ月間、1名の作家にホテルで滞在制作いただき、その後1年間ホテルのレストランにて作品を展示いただく企画です。前回に続き、今回は作家を受け入れてくださったホテル「ホルトノキ」オーナーの滝本孝一様のインタビューを紹介します。


-アーティストインレジデンスの企画が実現した経緯を教えてください。

ホルトノキは私と妻が東京の仕事を退職し、第二の人生を過ごすため「自分で何かやりたい」と思い作った施設です。 勤めていたアメリカのデザイン会社では、早い時期からアーティスト支援活動をやっていました。それを見聞きしていて、実際にプロボノ活動に携わっていたという背景があります。
もう一つのきっかけは、兵庫県の大乗寺というお寺で円山応挙の襖絵を見たことです。「なんでこんなところに」というところに応挙の作品があり驚きました。そこで、江戸時代から日本のアーティストは様々なパトロンに支援を受けていたことを知りました。苦学生だった応挙を見かね、その才能を見抜いて、大乗寺が学費を支援したんです。もちろん僕はそんなに大それたことはできないけれど、自分の持っている施設を開放して、ご飯を食べてもらい、沖縄の風土に触れてもらい、作家の創作に良い影響を与えられたら良いなと思いアーティストレジデンスをやってみようかと思いました。

この企画の実現にあたり最初に思い浮かべたのが前職で一緒に仕事をした柏本さん。西荻窪でたくさん若手の画家が出入りするギャラリーをやっていると聞き、扱っている作家も良いな、と思いました。
第1回として油絵画家の中村ゆずこさんに滞在制作していただきましたが、中村さんにとっても、私にとっても新鮮な体験になりました。




-外山さんが実際に滞在された印象

ヨロコビtoのオーナーに提案いただいた作家候補から家族会議で決まったのが外山さん。作品が良く、ここで描いてもらいたいと思いました。 私もアーティストやクリエイターと付き合いがある仕事をずっとしていましたが、いろんな人がいます。作家さんを決める際、長く滞在いただくことになるので、フィーリングが合うことも大事だと思い、人となりを含めてご紹介をいただきました。外山さんはその点で間違いなく、一緒に暮らしやすい方でした。



-ヨロコビtoギャラリーのコンセプト「日常にアートを」について思うこと

作品が日常の中で楽しまれるようになるためには、商品価値としてきちんと成立して、作家が制作に集中できる状況が必要だと思います。趣味ではなく生活の糧を得るために描く方もいるし、多くの方はそれを目指している。その実現のためにも、多くの人に手が届くような絵の販売の仕方があっても良いのではないかな、と思います。そういう点でヨロコビtoの理念に共感ができるんですよね。

(画像❶) ロンドンなどで立派なギャラリーに行くと絵を展示しているだけでなく堂々と値段がついている。ただ単に見るだけでなく気に入ったものは買い求める、そういう文化があるんです。日本にはまだなかなかありません。とても有名な絵を見て、教養の一環として楽しむというところが主な状況になっています。作品を所有して楽しむという感覚が広まると良いと思います。



-沖縄の場所は滝本さんにとってどういう場所か

私は一箇所に留まるより身軽な形で三箇所くらい行ったり来たりする生活スタイルが良いなと思っています。東京にも住まいがあり二拠点みたいな感じです。東京は大好きで街には街の良さがある。沖縄のような南の島には島の良さがある。自分にとって二つ目の居場所です。

(画像❷) ホルトノキのロゴは五角形のデザインになっていて、元々ここに放棄されていた温室の骨組みをモチーフにしたものなのですが、見方によってはホームベースのようにも見えると思うんです。「疲れたな」と思った時に気軽に帰ってこられるような、そこで何か出会いがあるような場所にしたいな、と思っているんです。自分の二つ目のお気に入りの居場所であると同時に、いろんな人がエネルギーをチャージできる場所、あるいは無駄なストレスをデトックスして、本来の自分になれる居場所になると良いなと思っています。

❷ ホルトノキ ロゴ



投稿日:

ヨロコビtoギャラリー × ホルトノキ@沖縄「アーティストインレジデンス」レポートVol.1

沖縄のホテル「ホルトノキ ホテル&トロピカルガーデン」様とヨロコビtoギャラリーがコラボし実現した「アーティストインレジデンス」も2回目になりました。1月から3月までの間で約2ヶ月間、1名の作家にホテルで滞在制作いただき、その後1年間ホテルのレストランにて作品を展示いただく企画です。 今回滞在制作いただいた作家の外山奏瑠様と、作家を受け入れてくださったホテル「ホルトノキ」オーナーの滝本孝一様にお話を伺いました。第一弾として、今回は外山さんのインタビューをご紹介いたします。


-今回滞在中に描かれた作品のモチーフについて教えてください

この度このような機会をいただいてせっかく沖縄に来られたので、この土地にちなんだものを描きたいなと思いました。釣竿を持った生き物を運んでいるこの鳥たちはイソヒヨドリと言います。お腹がオレンジで、頭が青い沖縄の野鳥です。朝、目が覚めてベランダの窓を開けると、東京でいうスズメや鳩、カラスのようにその辺にいるんですよ。(画像❶)


(画像❷)この作品は、美ら海水族館に併設されている熱帯ドリームセンターに行った時に、その風景からインスピレーションを受けました。実際に見た景色と厳密には異なるのですが、熱帯ドリームセンターは水辺や温室があって、いろんな植物が見られるんです。普段から水面の光やカーテンからの日差しに自然と心惹かれます。熱帯ドリームセンターでも光が当たるところに引き寄せられてしまいました。あくまで自分には光が当たっていないということも重要なんだと思います。


(画像❸)ここへ来て最初に描いた作品です。ゴーヤにも見えなくはないと思いますが(笑)
これまで緑色の作品を描くことが少なかったのですが、沖縄の緑が素敵だったので取り入れてみようと思いました。作品に登場する生き物たちは、どこからやって来るのかわからないのですが自然と生まれてきます。というよりも既に存在している、と或る世界から聞き出しながら描いているところがあって。タイトルをつけることもすごく好きなのですが、そういうのも描いている途中に絵と対話することで出てくることが多いです。

(画像❹)ユニコーンが上の方で寝ている作品です。直接沖縄に関係があるテーマではないかもしれませんが、東京の生活ではできなかった、のびのびとした環境でリラックスして絵を描けています。そういったことを絵に表せたらいいなと思いました。これだけゆったりした時間がなかったらこの絵を描けていなかったと思います。




-画材について教えてください

顔彩という日本画の固形絵の具を使っています。絵の具は顔料の粒子が集まってできているのですが、粒子の大きさがまちまちで、青い絵の具だったら粒子が大きかったり、逆に細い粒子の絵の具があったりします。顔彩の白い絵の具は胡粉と言って、貝殻を細かく磨り潰した粉が使われていて、それらを混ぜた時に起こる反応がすごく面白いんです。描く過程で絵の具の粒子が浮き沈みすることによって、独特な表現ができるのですが、全てが自分の思い通りに行くわけではないことも楽しんでいます。こういう風に描きたい!という元々の想定より、何段階も昇華された作品が目の前に現れたりして。それも絵を描くことの楽しみの一つです。



-ホルトノキでの生活はいかがでしたか?

ホルトノキでの生活は楽しいです。良いリフレッシュになりました。また来たいなと思っています。 絵を描く日はとことん描くし、逆にインプットに重きを置いて何も描かない日もありました。長尾橋ややんばるの森に行ったり…宿に帰ってそこで得たものをつまみにお酒を飲んで、そうして聞こえてきた声をヒントに絵として描き起こしていく感じです。
ホルトノキのオーナーの滝本さんと奥様とは、一緒にお酒を飲んだり沖縄の色々なところに連れて行っていただいたりと、まるで息子のように接してももらいました。



-ホルトノキでの制作と普段の制作との違いは?

沖縄にいると自分のちっぽけさをいい意味で実感します。自分一人では太刀打ちできない自然の壮大さを、青々とした海から、珊瑚の砂浜から、茂った木々から、街頭のない道路から思い知る。そうした環境に置かれている自分に、絵の力で何ができるのかを考えさせられます。 あとは、普段の制作ではどうしても「ここからここまでしか描けない」という時間の縛りがありますが、ホルトノキでは時間の縛りがありません。普段より何層も色を重ねて描くなど、時間をかけて惜しみなく制作ができます。



-ここで滞在制作したことで、ご自身の制作に変化はありそうですか?

まだ実感はありません。普段の制作でも展覧会で作品を見てもらうことで、自分では気付けなかったことを感想としていただくことを楽しみにしている節があります。なので今回も、沖縄での滞在で外山奏瑠という人間にどんな変化があったのか、展示を見ていただいた方からお話を聞くのが楽しみです。



投稿日:

ヨロコビtoカフェ
一部メニュー価格改定のお知らせ

平素は格別のご愛顧を賜り心よりお礼申し上げます。

当店は各種メニューの価格を開店当初より変更せずご提供させていただいてまいりましたが、昨今の仕入れ価格の上昇、光熱費の上昇には営業努力だけでは対応しきれない状況です。

つきましては大変恐縮ではございますが、
2022年6月より一部メニューで価格の改定をさせていただきたくお願い申し上げます。

今後も引き続きお客様に喜んでいただけるよう努めてまいりますので、
何卒宜しくお願い申し上げます。

ヨロコビtoカフェ

投稿日:

ヨロコビtoギャラリー
アーチストインレジデンスのお知らせ

ヨロコビtoギャラリー2回目のアーチストインレジデンスが
今回も沖縄ヤンバルにあるホルトノキさんのご協力ではじまりました。

滞在していただく作家は外山奏瑠さん
山原の自然が満喫できるところで2月〜3月末まで
2ヶ月間滞在創作活動をしていただきます。

どんな絵が描かれるのか、とても楽しみです。


[外山奏瑠 HP]https://soulsotoyama.com

[ホルトノキ HP] https://www.hortonoki.com

投稿日:

10/1(金)より通常営業のお知らせ

「緊急事態宣言」の解除に伴いまして、ヨロコビtoギャラリー・カフェでは、 10/1(金)より営業時間を19:30まで通常営業とさせていただきます。
※カフェでのアルコール飲料(ビール)のご提供を再開いたします。

・平日 11:30〜19:30
・土日祝日 11:00〜19:30

※カフェラストオーダー
[フード]18:30まで/[ドリンク・スイーツ]19:00まで

 
引き続き衛生・換気・密集など細心の注意をはらい運営していきます。
変更がある場合は適時判断しWEBやSNSなどでお知らせいたします。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

投稿日:

作家の谷口広樹様がご逝去されました。

現在ヨロコビtoギャラリーで企画展『Here and There(そこかしこ)』を開催していただいている作家の谷口広樹様が急病のため、2021年8月30日(月)にご逝去されました。(享年64歳)
ここに謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。

作品の展示につきましては当初の期間通り9月12日(日)まで開催させていただきます。

投稿日: